cumonos 連続企画「風景のvol.1」
【⠀山びこから⠀】
会期:2021年3月6日(土)ー3月21日(日)
時間:13:00-19:00
休廊:火・水・木
会場:クモノス(cumonos)
2F cumonoma 海老優子
3F cumonoue 辻本そう
3F uwanosora 近藤正一
入場無料
このたびクモノスでは、「風景」をつくる作家をフィーチャーした連続企画「風景の」シリーズを開催いたします。
第一弾となる【 山びこから 】では、現実と不確かな世界を行き来させてくれるような作品を制作する海老優子・近藤正一・辻本そう の三人の作家がクモノスの各部屋を使って3つの個展形式で展示を行います。
海老優子さんのどこかの夢の中のような風景世界から始まり、辻本そうさんの 段ボールを素材に描かれた不思議な遠近感の建物や切り取られた風景の立体作品、近藤正一さんの紙版画で丁寧に摺り絵が描かれたどこか遠くの町の中まで、 どこから来たのか誰が発したのかわからない山びこのように、作られた風景の向こう側に行っては帰りをしながら作品世界に入り込んで頂ければ幸いです。
2021 「FACE展2021」 SOMPO美術館(東京)
2021 「はるひ絵画トリエンナーレ」清須市はるひ美術館(愛知)
海老優子
/EBI Yuko
1973 大阪生まれ
1996 京都精華大学美術学部造形学科洋画 卒業
キャンバスに描くことに窮屈さを感じ、8年程前から紙をつないで、ギャラリーの壁面をぐるりと一周するような作品を制作し始めました。
紙にアクリル絵の具やクレパス、鉛筆などで、風景やイメージ、断片的な物語のようなものを、ときにはキャンバスを組み合わせながら描きます。
今回は、小さなキャンバスと紙を組み合わせ、より断片的なイメージを作ろうと思います。
【個展】
2002 die galerie FoTo /大阪
2003 ZIZZギャラリー /大阪
2008 Book 1st 梅田 /大阪
2005 2007 2010 GALLERY wks. /大阪
2012 2013 2014 2016 2018 2020 gallery モーニング /京都
2015 2kwギャラリー /大阪
STREET GALLERY /神戸
【グループ展】
2012 ギャラリー サーカス・サーカス/神戸
2013 神戸波止場町TEN×TEN/神戸
2011・2012・2013・2015 ・2018 ギャラリー菊/大阪
2016 プラネットEartH /神戸
GALLERY wks. /大阪
2017 KIITO /神戸
2019 2kwギャラリー /大津
GALLERY wks. /大阪
ギャラリーモーニング /京都
辻本そう
/TSUJIMOTO So
大阪芸術大学美術学科卒
イラストレーター
段ボールや木材を使った平面、立体作品をインスタグラムに毎日更新している。
今回は独自のパースで描いた段ボールペインティング作品と箱景と名付けたこちらも段ボールの立体作品を展示します。心地よい違和感を楽しんでください。
近藤 正一
/KONDO Masakazu
国立奈良工業高等専門学校 機械工学科 卒業
なんばデザイナー専門学校 デザイン夜間学科 卒業
紙に鉄筆で模様をつける ...
シュッ シュッ シュッ ...
その音だけが 私を支配している
そんな贅沢な時間をもてる幸せ者の自分が
誰も知らないところにいる
できた紙版にローラーで絵具を塗り付ける
上手くできますように 上手くできますようにと
祈りながら絵具を塗り付ける
紙版に紙を置きバレンで擦っていく
何度も何度もバレンを往復させる
エイッと心の中で叫び
紙版から紙を剥がしていく
ドキドキしながら剥がしていく
自分が想ったカタチと
やっと出逢えた歓びが溢れ出す ...
そんなコトが幸せ?って
知らない誰かが思っても
私にとっては 自分自身と対話する
掛け替えの無いひととき
そんな時間を持てる自分自身と
そういう私を認めてくれている周囲に感謝
シュッ シュッ シュッ ...
日々は輝き 愛おしい
2012 紙版画制作を始める
2013 第23回 全日本アートサロン絵画大賞展 自由表現部門 優秀賞
2014 第68回 堺市展 入選
2015 個展「ホテル スミノフ」(大阪市西区 2kwギャラリー)
2016 個展「スミノフからの手紙」(大阪市西区 2kwギャラリー)
2019 第60回 八尾美術展 新人賞
第73回 堺市展 入選
2020 第66回 豊中市美術展 入選
第74回 堺市展 佳作